下眼瞼脱脂（経結膜脱脂術）
車に乗る時、食事をしている時、さらには道を歩いている時、皆頭を下げて携帯電話をいじっています。「スマホ族現象」は眼袋を中高年の特許ではなくしてしまいました。臨床経験からすると、ますます多くの若い方が確実に涙袋により苦しめられるようになっています。眼袋は一般的にまぶたのたるみ、垂れ下がる現象を伴います。活力がなく、年を取ってもうろうとしたような印象をあたえてしまうのです。また眼袋はいったん出現するとどんどん大きくなり、自然に消えるのは難しく、眼袋が目立つ時間が長くなるのに伴い、まぶたもたるんできます。こうした場合は下眼瞼脱脂（経結膜脱脂術）によってのみ解決できるようになります。
眼袋
眼袋は眼の下部に脂肪が突出している、または結合組織がたるむことで出来上がる袋状の突起であり、さらに3種類の異なるタイプに分けることができます。位置は涙袋の下部で、疲れて無気力であるように思わせてしまいます。
眼袋は下まぶたの皮膚、眼輪筋がたるむことにより形成されます。目の周りの結合組織の支持力が低下し、目の周りの脂肪が移動して垂れ下がることで顔の下部組織が異なる程度で重々しくなり、膨れたりまたは垂れ下がり袋のような形状となるのです。下部の眼袋は人体の老化、顔面の組織の老化とも密接な関係があります。一部の若い方の眼袋は遺伝的な要因に関与しています。
涙袋
涙袋は眼の周囲の筋肉(眼輪筋)です。表情がある時(特に笑っている時)よりはっきりします。涙袋は下眼まぶたの加法に3~5㎜幅の紐状の隆起として現れます。一部の方は涙袋により目元がいつも笑っているように感じられます。
淚溝
涙溝は眼回りの縁が、先天的または後天的に皮膚のハリが失われたるんだ後にはっきりとしてくる可能性があり、落ちくぼんだ様子となります。涙溝の問題は自家脂肪注入により改善でき、比較的長時間維持できます。またはヒアルロン酸などの充填物の充填も可能ですが、ヒアルロン酸の充填で維持できる時間は比較的短くなります。
先天的な眼袋
多くが体質または遺伝と関連があります。多くは下眼の周りの骨が後退したことにより、下眼窩の脂肪が膨らんだことにより発生します。
一時的な眼袋
このタイプの眼袋は主に体のむくみ、塩分の取りすぎに関係があります。まるで泣いたようで、塩辛すぎる食べ物を食べると、翌日朝起きた時に簡単に発生する眼袋です。
後天的な眼袋
下眼窩で容易に年と共に現れる脂肪です。眼の下の方に腫れた塊が形成され、長時間改善しないと長期的な眼袋が形成されます。
脂肪突出型
目の下部にある脂肪が突出した単純な脂肪型の眼袋です。手術を利用して余分な脂肪を除去し、突出した状況を改善できます。このタイプで下眼瞼の皮膚のたるみを伴わない場合は、No Touch下眼瞼脱脂（経結膜脱脂術）術で改善できます。
下眼瞼の皮膚のたるみ型
下眼瞼の皮膚のたるみにより眼袋が発生した、このタイプの状況には眼袋手術を利用して余分な皮膚を除去できます。目の周りの皮膚の引き締まり具合が増加し、下眼瞼の皮膚のたるみによる眼袋の状況を改善できます。
混合型眼袋
下眼瞼の皮膚のたるみと目の下部の脂肪が突出している状況の両方がある場合、同時に手術を利用して脂肪を除去し、余分な皮膚を除去しなければなりません。眼袋が比較的重度である場合は、外側に開く方式で眼袋を改善するようお勧めします。同時に目の周囲の皮膚を引き締められます。
適応対象
眼の部分の皮膚のたるみがひどくない場合
眼の部分の皮膚のたるみがひどい場合
傷口の位置
内側の結膜 (外部からは見えない)
まつ毛の下
手術方式
眼瞼の内側を開いて直接脂肪を除去する
下眼瞼脱脂（経結膜脱脂術）で大幅に施術後の眼瞼が外側にまくれ上がるリスクを低減
眼袋の内開手術では内側から直接脂肪の転位を行うことができる涙溝のくぼみの問題は併せて解決できる
まつ毛の下側から脂肪を除去
たるんだ皮膚も併せて処理
若い頃は肌が比較的引き締まり皮下脂肪も豊かなため、涙溝の輪郭は不鮮明でした。しかし年齢と共に、または喫煙、徹夜、ストレスなどの要因により、本来サポート能力のある真皮、脂肪層、筋膜がたるみ始め、コラーゲンが流出することで組織の配列が崩れ落ち始め、涙溝が落ちくぼむ問題が姿を現すのです。涙溝の改善方法は落ちくぼんだ個所を補填することです。ヒアルロン酸を使用して涙溝のくぼみとフェイスラインを調整すれば、ただちに効果が表れます。しかし分子の大きさの関係から、維持できる時間は人によって異なりますが、一般的には約8-12か月で再度注射する必要があります。ヒアルロン酸の他、自家脂肪の移植でも改善でき、比較的長持ちします。
治療プロセスと効果はそれぞれの方で異なります。上図は実際に眼袋手術を行った後の成果となります。
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眼袋手術後48時間内はアイシングをすることで腫れがひき、痛みを止める手助けとなります。毎回10-15分、2時間前後間隔をあけてアイシングを続けます。正常な生活リズムで過ごし、水分が目に集積しないよう、腫れの引く時間が緩やになてしまうため、睡眠前には極力多すぎる水分を取らないようにしてください。睡眠時には枕を高くして頭をあげると目の腫れが軽減されます。
1.施術後は正常に洗顔できますが、クレンジングフォームやケア製品を傷口に触れさせないようにしてください。
2.施術後の傷口は生理食塩水できれいに洗い、朝晩1回ずつ、薄く軟膏を塗ってください。傷口は清潔さと乾燥を保ってください。傷口の感染を防止するため、抜糸前はメイクしないでください。
3.傷口の癒合速度に影響を与えないため、極力喫煙や飲酒または刺激的な食べ物を食べないようにしてください。
4.施術後に目をこすったり、眼圧が高くなる行為(例えば泣く、目を使いすぎる)をしてはなりません。傷口の出血と裂傷を予防するために、また腰を曲げたり頭を下げたり、重い荷物を持ったりしないようにしてください。
Q：眼袋手術に痛みはありますか？答えを見る
眼袋手術は静脈麻酔により熟睡した状態で手術を完了させるため、施術中の不快さはありません。当クリニックでは麻酔専門医が麻酔方式を計画しています。どれも静脈麻酔により完了でき、手術中の安全と快適さを同時に兼ね備えています。
Q：眼袋手術後ひどく腫れることはありますか？ダウンタイム(回復期)はどのくらい必要ですか？抜糸の必要は？答えを見る
下眼瞼脱脂（経結膜脱脂術）であれ、下眼瞼切開法であれ、施術後は2-3日の休憩だけで、すぐに仕事と日常の生活リズムに戻ることができます。さらにしっかりとアイシングすれば、腫れの引く速度をかなり速めることができます。「カスタマイズ」された眼袋手術により、手軽に眼袋と涙溝の悩みから解放され、手軽に自信と美しさを手に入れられます。
Q：なぜ眼袋手術後、目のくまがひどくなったのでしょうか？答えを見る
手術後、静脈の血液循環が短時間比較的悪くなります。局部のマッサージと温めることで循環を増加させることができます。またアイクリームの使用を組み合わせることで、非常に早く正常な状態へと回復します。眼科の落ちくぼみに関係している場合は、脂肪を注入すれば治ります。
Q：眼袋手術に抜糸は必要ですか？わかりやすい傷跡ですか？答えを見る
下眼瞼脱脂（経結膜脱脂術）は抜糸の必要はありません。傷口の位置は結膜の内側にあるため、外側からは見えません。下眼瞼切開術を行った場合、低侵襲性の手法で行うため傷跡はナチュラルで目立ちません。皮を修正した傷口は下まぶたのナチュラルな折れ目の中に隠されており、手術後しっかりと傷口の傷跡をケアすれば、約3から6か月で薄くなり見えなくなります。
